旅は嫌い。それでも私が続ける理由。
こんにちは!
日本ではお正月もすっかり終わりましたが、
アフリカではいまだにクリスマスツリーがいたるところで輝いています。
まるで、ツリーたちが「私を片付けないで。」と言っているかのように。
きっと業者が片付けるのを面倒くさがっているだけなのですが(笑)
ああいう季節の飾りって長く飾っていると尊さが薄れてしまうんだなー。
なんて適当なことを思っています。
私はこの約1か月で、5か国を回っています。
ちなみに国は、ルワンダ・ウガンダ・ケニア・日本・南アフリカ。
フライトの総時間を合わせたら何時間になるのだろうと思うと少し怖いです(笑)
飛行機に乗っている間は何もできず、時間を無駄にしている感じがするので。
来週にはルワンダに戻り1か月滞在した後、今度は日本に戻ってから2日後にフロリダに行くという強行スケジュールが待っていますが、私はいつまで経っても旅を好きにはなれません。よく意外と言われるのですが。
長期滞在するのは好きです。
どっぷりその国に浸かって、観光では見れないものが見れるから。
けれど旅の場合、
いつも体調を崩すし、
携帯やお金が盗られたり、
何かとハプニングが尽きないです。(笑)
完全に自分のせいなのですが。
それでも私が旅に出る理由を今回はご紹介したいと思います。
一つ目。
比較対象ができるから。
例えば私が今住んでいる国はルワンダです。
ルワンダに来た当初は何もかもが新鮮で、見るもの聞くこと全てが新たな学びでした。
しかし、9ヶ月もいれば、それらは自分にとって「当たり前」になります。
そこから視野を広げようとしなければ、どんどん狭くなります。
そんな時に思い切って外の世界に出てみると、自分が見ていた世界がどれだけ狭かったのかに気が付くことができます。
私はこれが非常に大切だと思っています。
ルワンダのような小さい国では特に。
ルワンダのことを知ってアフリカのことを知ったような気になるけれど、
そうではないと気が付く。
ルワンダではすごいと言われる企業や人が、
他の国では埋もれてしまうことに気が付く。
ルワンダでは当たり前の治安の良さが、
実は特殊であることに気が付く。
比較対象ができることで、
自分が暮らしている国をさらに深く知ることができる。
もちろん、日本でも同じことが言えます。
そこは非常に面白いし、私が旅を続ける意義だと思います。
二つ目。
やっぱり新しい感情に出会えるし、学びがあるから。
各国はそれぞれの特徴を持っています。歴史とか、習慣とか、暮らし方とか。
そういうものに触れると、これまでに抱いたことのない感情に出会えたりするのです。
例えば私がイスラエル/パレスチナに行った時。
目の前の状況を見て、
上手く言葉で表すことはできませんが、怒りとむなしさともどかしさが混ざったような気持ちになりました。
そんな気持ちになるのは初めてでした。
また、同じ地球で起きている出来事を自分が知らなかったこと。
無知は恐い。そう思いました。
全てを知るのは不可能だけど、知ることに貪欲でいたい。
そう思える旅でした。
三つ目。
失敗も経験となるから。
私はこの1か月の旅でいろいろ失敗しています。
スマホすられたり、お金盗られちゃったり。
その時はもちろんショックで反省もします。
「あの時こうしていれば。」「ああしていなければ。」と、後悔もします。
けれど、そうしたところで、状況は一歩も前に進みません。
盗られたものは返ってきません。
それを次に生かさなければならないのです。
以上が私が嫌いな旅を続ける理由です。
自分のコンフォートゾーンを抜け出すことはだれにとっても簡単ではないと思います。
けれどそれを抜けた先にきっと見えてくる新しい光景があって、それを見るためにちょっと勇気を出してみる。
そんな感じです。
私にとってはそれが旅。
仕事では経験できないことができると思います。
そして時間を取って旅ができるのは、学生の特権。
しんどいけれど、もうちょっと頑張ってみます。
けれどやっぱり好きにはなれなそうです(笑)
早くルワンダに戻りたい~~(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました!