帰国まで残り一週間。

こんにちは!

ついにあと一週間で11か月のルワンダ滞在を終え、日本への帰国となりました。

11か月前、行ったこともない「アフリカ大陸」に滞在することにワクワクドキドキしながら、でもやっぱりどうしようもなく不安で、家族の前でぽろりと涙を流したことがつい昨日のことのようです。

この11か月、苦しいことも辛いことも、日本に帰りたいと思ったこともたくさんありましたが、振り返ったときに出てくる感情は「ルワンダに来てよかった」。

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その一択です。
すっかりルワンダのとりこになってます。

ルワンダは私にたくさんのことを教えてくれました。
たくさんの新しい感情を生み出してくれました。

だからと言って全てをやり切ったわけではありません。
まだまだやり残したことも、反省も、自分に対していら立つことも。
課題は山ほどあります。

課題は課題としてしっかり日本に持ち帰って、引き続き精進したいと思います。

今回は集大成として、「ルワンダで得た大切にしたいこと」と「日本に帰国後頑張りたいこと」のいくつかをメモとして残しておこうと思います。

日本に帰国してすっかり"日本人"に戻ってしまった未来の私へ向けて。(笑)

以前、インターンを通じた学び・成長についてはブログで書いたので、ご興味のある方はこちらをどうぞ。

ルワンダで得た大切にしたいことその1。
「自分の気持ちに素直になって言葉に出してみること。」

元々自分の気持ちには素直に生きてきたほうだと思っていました。

カナダに留学してみたり、インドに行ってみたり、休学してルワンダに来てみたり。
やりたいと思ったことに対しては妥協せず、実行するための手段を探して達成してきました。

しかしルワンダに来てから、素直になっていたのは自分と対話するときだけだったと気が付きました。

他人、特に年上の人に対しては、思ったことを口に出さず、相手に同意することで調和を図ることが多くありました。自分の気持ちよりも相手がどう思うかを大切にしていたのです。

たしかに、それも大切で、きっと日本社会の中で生きていくには、自分の気持ちを押し殺して相手に同意しなければいけない場面もあると思います。

けれど、同意するだけなら誰にでもできて、私は私の考え/意見をしっかり持って、それを言葉に出すことが非常に大切だと気が付きました。

ルワンダに住んでいらっしゃる日本人の方は、ちょっと変わっている方が多いです。
けれど皆さん自分の軸と考えをしっかり持っていて、それを言語化しています。

そんな強さを私も大切にしていきたいと強く感じました。

ルワンダで得た大切にしたいことその2。
「ゆったりのんびりする時間を確保すること。」

そんなこと?思うかもしれませんが。これって非常に重要だなと感じています。

ルワンダは時間の流れが非常に穏やかです。
それにいらっとすることも多々ありますが、時間に対する余裕は私には欠けているものだなあと、彼らを見ていると感じます。

日本では一日に予定が2~3件あるのが当たり前で。
一つ一つをこなすのに精いっぱいで、ゆっくりと自分と向き合う時間、休息をとる時間はありませんでした。

そういう人生もありかもしれないけれど。
お日様の下でのんびりと本を読んだり、友人と何気ない話をしたり、
ルワンダで過ごしたそういう穏やかな時間が好きでした。

 

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日本でも、余裕をもってのんびり過ごす時間を確保することを意識的に行っていきたいと思います。

続いて、
今後頑張りたいことその1。
「専門性を身に付けること。」

ルワンダに来て痛感したことは自分の専門性のなさ。

ビジネスをするうえで専門性はこれ以上ない武器になると実感しました。
そしてその専門性が自分にはないことも。
なので日本に帰国してからは、これまで怠ってきたアカデミックな部分に注力したいと思っています。

大学の授業だけではなく、
何か資格を取ってみたり、全く新しい勉強を始めてみたい。
今からでもまだ十分間に合うと思うので。

ルワンダで、選択肢がある・やりたいことに挑戦できる自分の環境がいかに恵まれているのか実感しました。

だからこそ、自分で限界を設定して自分の可能性をつぶすのはもうやめたい。
そう思います。

今後頑張りたいことその2。
「自分の将来と向き合うこと。」

ルワンダにいる間は正直日々の業務をこなすのに精一杯でした。
というのは言い訳で、将来について考えようと思いつつも、考えても考えてもわからない問いと向き合うことから逃げていました。

こっちに来てから、選択肢が増え、自分が本当に何をしたいのかわからなくなっていたのです。

その答えは今でも出ていないけれど、
帰国したらもう少し真剣に考えようと思います。

ルワンダでの長期インターンシップが終わるという一つの大きな区切りなので、新たな目標を見つけそこに向かって進んでいかなければ!

燃え尽き症候群になっている暇はないのです。

今後頑張りたいことその3。
「家族や友人を大切にすること。」

当たり前のことなのですが、
離れていたからこそ周囲の人が自分にとっていかに大切な存在なのか気が付くことができました。

ルワンダ人は家族を非常に大切にします。
家族に自分の人生を振り回されている姿に、時には可哀そうに思うこともありましたが、そんな家族のつながりをうらやましく思うこともありました。

家族の姿に正解も不正解もないけれど、彼らの家族を想う姿勢から学ぶことは多くありました。

それは友人に対しても同じです。

照れくさいけれど、感謝の気持ちを言葉で伝えたいと思います。

長くなりましたが、以上が私のルワンダ生活総まとめです。

いろんなスキルと経験を身に付けた、大好きな人に出会えた、たくさんの人に感謝した11か月でした。最高に幸せでした。

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帰りたくない気持ちが強いけれど、
帰ったら帰ったでたくさんのことが私を待っているので頑張ります!

ありがとうルワンダ
また遊びに来るまで待っててね!!!